先日、買い物をしていると突然「助けて〜!」という叫び声が聞こえました。驚いて駆けつけると、そこには50代くらいの女性が倒れていて、そばには高校生くらいの娘さんが泣きながら助けを求めていました。お母さんと買い物中に突然倒れてしまったようです。
私はどうしていいのかわからず、ただただ慌てるばかり……。とっさに「誰か救急車を呼んでください!」と叫びながら、倒れた女性の靴と靴下を脱がせることしかできませんでした。
そんな中、一人の女性が冷静に駆け寄り、すぐに心臓マッサージを始めました。おそらく看護師さんだったのでしょう。その女性は躊躇することなく適切な処置を行い、必死に女性の命を救おうとしていました。
倒れた女性は痙攣し、硬直し、白目をむいて泡を吹いていました。正直、私は「もうダメかもしれない……」と恐怖を感じました。しかし、その看護師さんの懸命な心臓マッサージのおかげで、突然「ふ〜〜〜」と息を吹き返したのです。一瞬心臓が止まり、顔面蒼白になっていた女性でしたが、意識が戻り、救急隊員の方に無事引き継がれました。
この出来事を家に帰って主人に話したとき、もし自分のサロンで同じことが起きたら……と考え、不安と恐怖が一気に押し寄せました。でも、こういう経験をしたからこそ、「いざという時の備え」が必要だと強く実感しました。
サロンはお客様がリラックスする場所ですが、どんな場所でも何が起こるかわかりません。万が一のために応急処置の知識を身につけておくことは大切だと痛感しました。
この経験を通じて、改めて「命の大切さ」と「備えの重要性」を学びました。今後は、救命講習を受けたり、サロンにもAEDの設置を検討したりして、少しでも安心していただける環境づくりをしていきたいと思います。
コメント